ニューヨークシティマラソン

2009.11.08

走って伝えられること

11月1日のNYCマラソンは、男子がアテネ五輪銀メダリストの、ケフレジギ(アメリカ)、 女子がエチオピアのツルが優勝して今年も終了しました。そしてすでに来年(2010年)の申し込みが始まっています。

私のRUN仲間も無事完走。きっとみなさん楽しい思い出ができたでしょう。
そんな中で、かきたまうどんさんは、今回初めてNYCマラソンを走り、こんな事を考えました。

-----------以下、かきたまうどんさんのメッセージ引用です。

「癌の最新治療は早期発見である。
怖がらずに定期的に検診を受けて、素早く対処しよう。
癌になっても手術しても、こんなに元気に楽しく、走れる。
あきらめないで。こうして何にでもチャレンジできるのよ!」
こんなメッセージを送りたいのです。

背中に自分のメッセージを書いて、相手の写真を貼って、走っている人を何人も見ました。
親が亡くなった、子供が亡くなった、そのメモリアルで走っている人、
愛する人へ、病気の友人へ、願掛けみたいなパワーを送るために走っている人、
自分の走る意味を提示して走っているのです。
私もそうしたい! 
乳癌になったのは、マラソンに出会ったのは、意味があることだから。
私の使命なんだと思いたい。

本当に素敵なマラソンでした。
沿道のかたに、「あなたならできる!」と何百回も声をかけられ、
「ありがとう」と何百回も言葉を返す。
こんな素敵な交流は他にはないなぁー。 感動しますよ(*^_^*)

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かきたまうどんさんとは、私が初めて東京国際女子マラソンに参加した2006年にWEB上で知り合いになりました。 お互い初国際レースで健闘を誓い合い、冷たい雨の中を夢中で走りました。 目標に向かってチャレンジする事を常に忘れない素敵な東京国際女子マラソンの友の一人です。

そんな彼女に、翌年の夏の検診で「乳がん」が発見されたのです。すでにエントリーをしていた2007年の北海道マラソンの直前に手術をして、 11月の東京国際では、沿道で大きな声援を送ってくれました。そして昨年の最後の大会では同じスタートに立つことができました。 本人にしかわからない苦闘を乗り越えてきた彼女の強さは素晴らしいと感じました。

そんなかきたまさんが、走った今年のNYCマラソン。彼女は、上のようなメッセージをくれました。
癌と戦って、それに打ち勝ち、さらに「走ること」で多くの人に「自分の思い」を伝えて行こうと思ったかきたまうどんさん。 あなたはとっても素敵です。

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2009.11.01

今日は何の日?-2009/11/1

今日から11月。天気予報どおり、朝から冷たい雨が降っています。
今夜は初雪かな?
北国の冬の始まりは、だいたいいつもこの頃。秋の空気ときっぱり分かれて冷たい冬の空気が流れてくると、雪がちらつきます。
本州は、これからがレースシーズン。でもこちら北海道のレースはそろそろ終わりでこれから厳しい冬を迎えます。

さて今日は、ニューヨークシティマラソンの日です。毎年11月の最初の日曜日に開かれるビッグマラソン。 東京マラソンがお手本にしたというその大会は、もう40回目を迎えました。
私は1997、1998、1999年そして2004年と4回参加しました。この大会は、 どんな時でも楽しく走る事を私に教えてくれた大会です。
1998年は今年と同様11月1日に開催でした。私の誕生日は11月1日。誕生日を異国のレースで迎えた私は、 多くのランナーと応援の人々に誕生日おめでとうを言ってもらいました。

4回の参加記録はこちらから。
   「別館こうめの部屋」NYCマラソン

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2005.01.07

届いたよ!NYCマラソンの完走証

昨日、NYRRC(ニューヨークロードランナーズクラブ)からの封書が届いた。中を開けてみると思ったとおり、 去年の11月7日のNYCマラソンの完走証だった。
早いものであれからもう2ヶ月。いやまだ2ヶ月しか経っていなかった。
もう、ず~っと前の出来事のようだ。この完走証を見て初めて気がついたのだが、35回記念大会だったのだ。
99年の大会の時はたしか30回記念。去年が35回記念。
次は、40回記念の時に走ろうか。
40回大会は2009年、そして第一日曜日は11月1日。あ~大変だ。誕生日だ。53歳。う~む。
この時に3時間45分の記録を持っていれば抽選なしで参加が可能。どうだろうか??

2004年NYCマラソン完走証

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2004.11.26

NYCマラソン完走記ようやく完成!

なんだかずいぶん時間がたってしまったけれど、完走記がすべて完成しました。
こんなに長編になるはずではなかったのに・・・。
いろいろ調べたり思い出したり、あの日から20日ちかくも経ってしまった。というよりもっと前のできごとだったような気もする。 ようやくこれで一区切り。
この週末は雪もちらつくような天気の予報が出ている。ランニングには難しい季節になったけれど、 レースの前のタイムや距離を気にする練習じゃなくて、気ままに走ることができるのはちょっとうれしい。

NYCマラソン2004- Thank you NYC! -1  準備からレース前日まで
NYCマラソン2004- Thank you NYC! -2  スタート~19マイルまで
NYCマラソン2004- Thank you NYC! -3  ブロンクス~ゴール
NYCマラソン2004- Thank you NYC! -4  ありがとう!ニューヨーク!
NYCマラソン2004- Thank you NYC! -5  おまけ NYで食べたものや行ったところ 

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2004.11.19

NYCマラソン完走記-19マイルまで

書き出すとあれもこれもで、なかなか進まない。19マイルまで完成。
もうずいぶんと昔のことのように感じるなあ。

大人の外遊び「別館こうめの部屋」 NYCマラソン
-Thank you NYC! その2

昨日バーベルを持ってスクワットを少しやったら、今日はお尻の付け根が筋肉痛。スロージョグで走ったけれど、とっても暖かくて気持ちがよかった。

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2004.11.15

作り笑顔- NYC Marathon

NYCマラソンの公式ページにマラソン当日の写真が掲載された。
ナンバーで調べてみると結構たくさん写ってる。というか、写真を構えているのを見つけたらかならずそばに寄っていって笑顔で走る・・・を繰り返していたから。
ゴールの写真はゴールゲートの上にいるたくさんのカメラマンに写してもらいやすいように、なるべく人の後ろにいかないようにと気をつけて。もちろん両手は大きく上げてっと。

走りはじめから苦しい展開になるのはわかっていたので、Ogamanさんを見習って顔は笑顔を心がけた。そうすると沿道からもさくさん「Good Smile!」と声をかけてもらえるし、自分も楽になるような気がした。
本当は、笑顔なんか作れないくらい苦しくてよれよれだったのだけれど・・・・。
撮影ポイントやゴールの笑顔は本当は作り笑顔。でもゆがんだ顔が写っているよりはいいかと思って、あえて頑張ってみた。
ゴールの写真: http://www.brightroom.com/view_user_photo.asp?EVENTID=4044&PWD=&ID=11583171&FROM=photos&BIB=19207
途中の写真: http://www.brightroom.com/view_user_photo.asp?EVENTID=4044&PWD=&ID=11399960&FROM=photos&BIB=19207

ゴールに入って、完走メダルを首に掛けてもらってから、ランナー一人ひとりがメダルを掛けた姿をちゃんと写してもらえる場所がある。今回は、なぜかそこは横目で通り過ぎた。自分で納得のいくレースじゃなかっただけに、どうしてもその場所でいい笑顔で写真を撮ってもらうことができないような気がしたから。

「君は完走したんだから誇りを持って。GOOD LUCK!」と言ってくれたドイツ人に撮ってもらったゴール後の写真がこれ。完走メダルが隠れちゃってるね。いつか、ここにもう一度走りにくる口実ができたかも。

ゴール後

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2004.11.11

NYCマラソン2004-大会前日まで

申し込みから前日のインターナショナルフレンドシップランまでの様子を作成しました。続きは近日公開予定です。

「大人の外遊び-別館こうめの部屋」 NYCマラソン2004-Thank you NYC !

2004年の大会の申込者は、約75,000人。抽選によってそのうちの半分程度の約37,000あまりの参加者がエントリーされて、完走者は、36,513名(非公式)。
関わったボランティアの数、12,000名。沿道の応援は、200万人。とても大きなスケールの大会です。

New York Times と完走メダルほか

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2004.11.10

NYCから帰国-家に帰って思う事

 あっという間のNY滞在から家に戻ってきました。
 留守中も多くの方からコメントを頂いた事、感謝します。自分が好きでやってる事、好きで行くNYのマラソンに多くの方が関心を持っていただいて、完走後の暖かい言葉までいただき本当にありがとうございました。
また、現地で落ち合って一緒にマラソンや応援を楽しんだみなさんもどうもありがとうございました。お陰で今回もとても楽しい旅行になりました。そして、快く送り出してくれた夫にも感謝します。

 4回目になるNYCマラソンを走り終えて自分にとってのNYCマラソンて一体なんだろうと考えながら帰国の途につきました。初めて参加したときはあまりの大会の大きさに驚き、2回目は誕生日の記念マラソンが始めてのシャリばてを経験した貴重な大会になり、3回目は信じられないくらいの快走で当時の自己ベストを出した思い出深い大会で・・・。

 そして今回は体調不良で、走りはほとんどジョギング状態だったけれど、変らぬ応援の暖かさと、沿道の人々やボランティアが心から楽しんでいる姿に感動しました。
100ヶ国にもなるという世界中からの人々が、ニューヨークの街を走るために毎年11月の最初の日曜日に集まってきて、それぞれの思いを胸にスタートラインに立ち、それぞれの26マイルを走って、結果は良かった人、悪かった人、いろいろだけど、ゴールでメダルを掛けてもらった人たちの顔はそれぞれに晴れ晴れとしていました。
大都会ニューヨークは、ランナーを満足させてくれる何かがある街なんだろうというのが実感です。それが何なのかうまく表現できない自分がもどかしいけれど、街ごとに違った顔を見せる応援の素晴らしさが大きな要因の一つであることは間違いありません。

23マイル付近で立ち止まって写真を撮ってもらった時に、今日はとても大変なレースで・・・と疲れた顔を見せたら、その人は笑顔で「But you do it ! 」と言ってくれました。たしかにつらくてもうここで止めたいと思いながらもなお私はゴールを目指して走ってるんだと気がつきました。
23マイル付近で
完走率がとても高いのがNYCマラソン。その秘密は、どんなにぼろぼろになっていてもあの応援を聞くとゴールを目指して足を進めないわけにはいかなくなるからかもしれません。

みなさん、一度NYCマラソンに参加してみませんか?きっとランニングの楽しさが更に広がると思います。

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2004.11.08

元気回復しました。

まっちさんと奥さん、たあ坊さん、そして出発2日前に知り合いになったMAYUMIさんと5人で完走祝いをしてきました。今まで参加した中で一番暑い日だったので、体力の消耗も激しかったようで、他の人たちも結構つらいレースになったようです。
私は栄養付けたら元気が回復。ゆっくり走ったので足のダメージはほとんどなく、レストランからアパートまで歩いて帰ってきました。今から10キロ走れと言われたら走れるかも。

最初は出だしから調子が悪かったのでしかめ面して走ってたのですが、これじゃいけないと思い直して、Keep Smile を心掛けたら少し楽になりました。
沿道では、Looking Good とかYou can do itとか声をかけてくれるので一生懸命それに答えようと笑顔を作ってみました。オレンジやバナナを差し出してくれた見知らぬ人たち。給水所で一生懸命紙コップ差し出してくれたボランティアの子供達に感謝です。
背中に、We will never forget 11/09/01 と書いたウェアを着ている人を何人もみました。それから写真を背中に張り付けてその人のために走っている人も何人もみました。
あの後も何も変わっていないように見えるNYの街だけれど、人々の心の中にあの日のことは決して消えないのだということがよくわかりました。

レース後、グラウンドゼロを見てきました。以前訪れた時に見たWTCからの景色が頭に蘇ってきて涙が止まりませんでした。
こんなに平和なイベントが開催されるNYの街なのに、なんだかつらい気持ちでした。
でも、やっぱりNYCマラソンは最高の大会です。

タイムを諦めてからは時々立ち止まって写真を撮ってきました。帰国後詳しいレポートをアップします。

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Thank you NY!

スタート直後から今日はなんか変?という体調でした。
3:30のペースメーカーはスキンヘッドのお兄ちゃん。ついて行こうと思ったけど心拍数がいつもより異常に高くて、おまけに15キロくらいから低血糖状態で、ふらふらでした。
だめかと思ったけど、沿道の応援やボランティアの励ましでなんとかゴールしました。
タイムは、4:13もかかってしまった。

ゴール後に写真を撮ってもらったドイツ人の男性に、どうだったか?と聞かれたので、タイム悪いし、とても体調悪いと言ったら、でも君は完走したんだ。誇りを持って。と言われました。
その人もあまり調子が良くなかったみたいだけど、完走したんだからお互い誇りを持たなくちゃだめだと言ってくれました。最後に、GOOD LUCK! って。
涙が出てきました。とてもつらい42キロだったけど、ニューヨークのみんなに感謝します。

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