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August 2011

2011.08.29

逃げてった完走メダル-2011北海道マラソン

今年の北海道マラソンの目玉とも言える(と私は思ってる)安田侃氏の「妙夢」をモデルにした完走メダルは、するするっと逃げてった。
きちんと調整もせずに酷暑の北海道マラソンのスタートラインに立ってしまった罰かなあ。
この8月は忙しかった。週末はいつも川の上。涼しい場所にいたような気がする。ロング走はできていなくても、朝RUNはやっていたし、ゆっくり走ればなんとかなるかなと甘く見ていた。
そんなに甘くはなかったね。北海道マラソンは。

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ここ1週間ばかり血圧が低くかったのが気になっていた。低くなると妙に眠たくなってくる。本番はアドレナリンが出るし、そんなことないよねと思ってた。

 


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スタート場所にいつもの幟を見つけて、いつもの仲間とワイワイ過ごす。そんなに体調悪くないよなと思ってた。

スタート待機場所に移動して日陰を見つけて座り込む。手には水の入った紙コップを持って水分補給は忘れずに。でも、いつの間にか眠ってた!?紙コップの水をひっくり返してはっとした。北海道マラソンのスタート前に座り込んで眠ってるなんて。寝不足だったわけじゃないし。あ~、なんか変。

スタートしてもどうもテンションが上がらない。淡々と走っていけばいいさと思って気にしないようにした。いつものように沿道に笑顔で手をする余裕があまりない。なんか変。

汗はすぐどっと出てきて暑さが妙に気になる。すでに胃がむかむか。あ~やばいかも。5キロまでが果てしなく遠く感じる。水を飲んで少しホッとする。でも吸収されていないのがわかる。
7キロか8キロくらいでコンビニに飛び込んでトイレ休憩。胃の中の物を出したら少しすっきりするかと思ったけど、そうでもない。そこからは汗がでない。

こうなるともうどこで止めるかを考え始める。13キロ過ぎには今年も両親が待っている。そこまではなんとしても行かなくては。そう思って1キロ1キロ、長いなと思いながら走る。10キロすぎて2回目のトイレ休憩。

ようやく両親のいるあたりまで走ってきて沿道の人々の顔を一人ずつ確認する。いたいた。ようやく見つけてほっとする。具合が悪いのでここでやめると告げて、500円玉をひとつもらう。収容バスがなかなか来なかったら24条駅から地下鉄で帰るつもりだった。

幸いバスが来て乗り込んでタオルを肩にかけて目をつぶる。とにかく眠くて胃がむかむかする、そして頭が痛い。
ようやくゴールまで連れて行かれて降りたころは、ちょうどトップ選手が入ってくる頃だった。遠くの出来事のようにアナウンスを聞いて、荷物を受け取りのろのろ着替えた。

マッサージサービスがまだ空いていたので始めてマッサージをしてもらう。血中酸素濃度を計ったらかなり低かったようだ。背中がバリバリですと言われほぐしてもらったら少し酸素が体に入ったような気がした。

ゴールを目指すランナーとは逆方向に歩きながら、知り合いが最後の力を振り絞っているのを少しだけ応援して、帰宅の途についた。
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みんな頑張って走ってるのに、なんとも不甲斐ないなあと思った。
なんか気力が出なかった2011北海道マラソンだった。
欲しかった「妙夢」のメダルは逃げてった。来年のメダルはどんなだろう?夏のマラソンはもうやめたほうがいいかなあ。どうしよう?
しばらく考えてみることにします。

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2011.08.25

「名古屋ウィメンズマラソン」男性伴走者OKに

今日、署名をお願いした名古屋ウィメンズマラソンの伴走者に男性が認められました。署名提出の前に要項が変更になりました。

http://womens.marathon-festival.com/news15.html


-------------- 以下引用

「名古屋ウィメンズマラソン」募集要項変更(視覚障がい者の伴走者について)のお知らせ

視覚障がい者で単独走行が困難な場合は、伴走者を1人つけることができます。

伴走者について、これまで女性限定としていましたが、男性伴走者も可とします。ただし盲導犬の伴走は不可とします。

なお、男性伴走者をつける場合、スタート・フィニッシュ地点において、女性更衣エリアなど男性の出入りを制限しているエリアがあります。単独での歩行および更衣の困難な場合は、別途女性同伴者をつけていただきますようご協力をお願いします。
------------- ここまで

これで、安心して練習に専念できますね。
署名してくださったみなさんありがとうございます。

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【名古屋ウィメンズマラソン】視覚障害者に男性伴走者の許可を求めるネット署名

frunの仲間のまりもさんが、下記のような呼びかけをしています。
私も趣旨に賛同しましたので、署名のメールを送りました。
ブラインドランナーの仲間が一人でも多く走れるようにご協力お願いします。
明日(27日土21時)までにお願いします。

東京国際女子マラソンでも、男性の伴走者が認められていて、私と2年続けて併走したブラインドランナーさんがいました。2年とも結局追い抜かれました。どれだけ大変な思いをして自分の夢を実現し続けているのかと感銘しました。

------- 以下、frunのまりもさんの書き込みの引用です。

来年の3月11日に、「名古屋ウィメンズマラソン」という女性だけのフルマラソンが開催されます。
私は、京都マラソン(ボランティアとして参加予定)に行くので、こちらには出ませんが、私のラン仲間もこの大会に多数参加されるようです。

しかし、ブラインド(視覚障害)の仲間の人達の参加に、問題が起こっています。
ブラインドランナーは、伴走者がいなければ走ることができませんが、女性だけのマラソンということで、伴走者も男性ではダメなのだそうです。

伴走者は、選手より当然持ちタイム的に速くなければいけません。
ブラインドランナーの選手でも、当然3時間台の持ちタイムの方もおられるわけで、そうなると伴走者は3時間台前半、もしくはサブ3の力量を持つ必要がでてくるわけです。

女性ランナーでそのタイムで走れて、なおかつ伴走経験もあるという人はそんなにいません。しかもそれくらいのタイムで走る人は、自分も選手で走りたい、エリートの部に出たいと思う人も多いわけです。

そうなると、ブラインドランナーの選手は、伴走者を見つけることが非常に困難になります。
伴走者に男性が可能ならば、すぐに解決出来る問題です。

そこで、ラン仲間の原さんが、緊急にネット署名を呼びかけられました。
男性伴走者の許可を求める署名です。ご賛同いただける方は、下記のアドレスまで、氏名(本名)、住所、電話番号 について、お寄せいただけますでしょうか。
これで寄せられた個人情報は、当然大会本部宛の署名のみに使い、他に流用されることはありません。

署名先はこちら。 shomei2012@gmail.com 

請願内容は次の通りです。今月27日(土)21時までによろしくお願いします。

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初めまして。 私は市民ランナーで、視覚障害者の伴走をする原由紀子と申します。突然のお手紙をお許しください。
 さて、このたび名古屋ウィメンズマラソンでの視覚障害者の伴走のことでお願いがあります。賛同してくださる方々の署名をお送りするとともに心からお願申し上げます。

それは、 「伴走者に限り男性を許可していただきたい」ということです。

 ご存じのように、ブラインドランナーの伴走者はブラインドランナーを超える走力が必要です。たとえば4時間位で走るランナーには3時間半の伴走者など。女子ランナーの場合、男子の伴走を認めれば条件に見合う伴走者を見つけることは比較的容易です。

 また、今回の大会は大変魅力的です。第一回大会のウィメンズマラソンで、完走証がティファニーということもあり、女子であれば、誰しも自分で走り、記念にしたいと思って当然です。

 そして名古屋ウィメンズマラソンの今回の募集定員1万5千人は、国内の女子ランナーの多くが参加できる規模であると思われます。この日、伴走を頼める女子の伴走者はますます少なくなります。参加したいブラインドランナーの多くが走ることができなくなるのが現状です。

 そもそも国内のマラソン人口はまだまだ男子の方が圧倒的に多く、さらに視覚障害者伴走に十分な経験がある者となるとさらに男子が多いのです。

 また大会のチャリティーコンセプトを拝見すると、「すべての女性に笑顔と幸せを」です。今のままだとブラインドの多くの女性と、その伴走をする女性に笑顔と幸せを届けることはできないと思います。

 どうぞ、男性伴走者を許可してください。重ねてお願い申し上げます。

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2011.08.18

思い出に残るマオイの夏休み♪

福島県からの子供たち15名と母親と祖母、そして幼児の合計19名が北海道に上陸したのが8月5日。
おいでよ!マオイでなつやすみがいよいよ始まった。
日曜日の歓迎会は地元の会館で手作り感あふれる素敵なものだった。多くの人がそれとなくお手伝い。
組織から出来た支援ではなくて、やらなくちゃと決意した荒谷明子さんに賛同した人たちが、自分に出来ることは何なのか考えて自主的に集まってできた集団だから、すべてが自然な感じ。 出来ることを出来る人がやる。無理のないように。
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ほら、飾りつけも料理もみんな手作り。おいしいよ。長沼の野菜たち。

 


子供たちは、伸び伸びと外を走り回る。男の子たちはボール遊び。女の子はクローバーの花を摘んで花束を作っている。
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2011.08.02

2011年-今年も神々の遊ぶ庭を駆ける

去年の楽しさが忘れられず、神々の遊ぶお庭に今年もお邪魔してきました。
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あまりにも美しい青空と緑と白の景色が本当か確かめたいと今年は新メンバーも加わり、賑やかになりました。
珍しく好天の予報になった週末。私たちの他にも大雪山に入った人は数多く、とても賑わっていました。


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ガスがかかった下界から、少しでも早くお庭にたどり着きたいとロープウェイ・リフトと利用できるものはすべて利用して7合目からスタート。

 

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日頃の行いよく、登り始めるとどんどんと青空が広がる。
今年もすばらしい景色が広がるうれしい予感。

ほらね♪

 

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大勢の人で賑わう黒岳山頂から足を進めて、まず石室へ。

 



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荷物を降ろして、ここからは軽快に走る(平地または下りだけ)。

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いつも川で会う人に、山の中で遭遇(笑)。なんとなく途中で会うと思っていたんだよね。
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山の右と左では景色がくっきりと変わって、青空と雲の中。
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ほんと良い天気で良かったね。
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日帰り組と泊まり組全員で記念写真。またね。気をつけて。
この夜は満天の星空も見えたらしい・・・。が、私は爆睡してて何も見ていません。
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一夜明け、山の朝は早い。

朝一番のロープウェイに乗ってやってきたtony79さん

 

 

軽快な足取りで進む、進む。曇り空ながら、お鉢の視界はよく効いていた。

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関東から来たナイスカップルと途中まで一緒に歩いて楽しさも倍増だった。
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快速3人組の後を必死についていって、中岳温泉で一休み。
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前日と反対周りでお鉢を走り、とうとう最後のひとっ走りを残すのみ。
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また来年来ますね。
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ガスが濃くなってきた石室を後にした。
一年に一度でもいいから、ここに来て、命の洗濯をやりたいね。
大きな山の塊の中にいると、気持ちも大きく持たなくちゃと思ってしまう。ご一緒してくださったみなさん、どうもありがとう。

写真提供:うぺぽさん、まるトラさん、トン子さん

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