北海道マラソン完走記-「頑張らない」という選択2
さて、続きます。
「頑張らない」って、だらだら走るとか、力を抜くとかそういう事とはちょっと違っていると自分では思っています。
自然にリラックスして走れたらいいな。そんな感じです。
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スタート直後は、やっぱりペースがそこそこ速くて集団の中に流される感じ。
しかも、スタート前からトイレ行きたいし(苦笑)
3時間40分切りを狙っていて最初だけ引っ張って欲しいと言っていたアラフォー美ジョガーさんが後ろから来るのを待って、
5分ちょっとのペースに落ち着く。(結局、この美ジョガーさんは、見事自己ベストで3時間40分を切りました!)
いつもより早い距離で平岸小学校の子供たちのバンドの演奏を聞いて、元気が出る。
東京から、北海道マラソン応援の為に来道した海実子さんが振る赤いsmileマークの旗を見てうれしくなる。
テレビ塔横の新しく出来たトンネルをくぐって少し行くと、大きな声で私を呼んでいるのが聞こえた。
frunの旗を振ってまゆちゃんが応援してくれている。久しぶり~。元気~!と手を振った。
他にも多くの人が声をかけてくれ、その度ごとに「わ~。久しぶり。元気そうですね~」と手を振るの繰り返し。
こうやって、1年に一度札幌の街を走ることで、古くからの友人が私の事を思い出して沿道に出てくれたり、
翌日の新聞で名前を探してくれたり、やっぱり地元の大会はいいなと思う。
アラフォー美ジョガーさんには先に行っていただいて、私は相変わらず気持ちよいペースで走る。
トイレはそのうちコンビニかガソリンスタンドを拝借しましょうと焦る気持ちもなし。タイム関係ないですからね。
14キロ地点で、RtNAHAさんに撮っていただいた写真です。
そして北大の北側を通った時・・。見てはいけない風景を見てしまった。
(これについては後日別エントリーでじっくりと書きます)
15キロエイドのところでいつものように私の両親が沿道に立っていてくれた。
こうやって元気に走っている姿を見せてあげるのも親孝行の一つ。
去年もおととしも、この辺りで脱水で止めたり、気分悪かったりと、頑張りすぎでいい所がなかったけれど、今年は元気。余裕の笑顔で通過。
新コースの鬼門と言われた新川通に入ってからも、途切れない沿道の応援にうれしくなった。
広い道路を晴れ晴れとした気分で走るのは本当に気持ちがいい。途中、多くのランナーが私に声をかけて抜いていったり、
折り返しで声をかけてもらったり、声をかけたり。全く飽きることなんかなかった。
東京国際女子で知り合いになった多くの素敵なランナーたちともコース上で再会できて、近況を二言三言報告しあってちょっとした同窓会気分。
大きな大会ではいつも同じfrunの真っ赤なユニフォームと赤いバンダナ姿なので、私だって覚えてくれている人が多いみたい。
中間点付近では、カヌークラブの仲間のヒデさんと奥様が声援を送ってくれていた。(写真:ヒデさん提供)
タイムを狙ってシビアに走るフルマラソンもいいけれど、こうやって時計を気にせずに楽しく走るのも悪くない。
ギリギリペースで走っていないせいか、空腹感もあまりなく、なんだか普段の練習のような感じだった。
35キロ直前で前方にfrun仲間のgenさん発見。み~つけた!となんだか嬉しくなって、気持ちよく抜かせていただいて、
ゼイハァ言わない程度のペースアップ。
緑あふれる北大の構内に入ると、道幅も狭くて、応援の人が今までよりも身近に見える。naviさんの奥様がいつものように優しい笑顔で声援を送ってくれた。
そして、最後のエイドでは、ボランティアをやっているじろーさんを無事発見。akkunも一緒に応援している。
緑に囲まれた気持ちよいコースと身近に感じる盛大な応援。あれ?この感じ。前にも経験したことがあるなあ。
そうそう、そうだ。
NYCマラソンコースの最後、セントラルパークに入った辺りの雰囲気だった。
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もう少し続きます。本当は短くピリッと言いたいことを書ければいいんだけど、どうもまとまりません。
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Comments
いいですねー。こうめさん、ほんとにいい笑顔。がんばってた東京のときだって、こうめさんはいい笑顔でしたけど。
「頑張らないという選択肢」。話はちょっと横道にそれますが、トレランで走るとほんとに気分がよくて、タイムとか自己ベストなんてどうでもいいな~と感じます。ロードのレースの頑張って頑張った末の達成感は、あれはあれでいいんでしょうけど、走るのを純粋に楽しむ手段としてのトレランはほんとにいいなあと思います。坂がきつければ歩けばいいし。
でもせっかく走り始めたので、まあ何年かに一度は頑張ろうかなと、まだまだ走歴2年のうぺぽはこうめ大先輩を追っかけていきまーす
Posted by: うぺぽ | 2009.09.12 00:10
うぺぽさん。私もそう思います。トレイルランだと回りに誰もいなくても自然ににやけてしまいますね。気持ちいい~って叫びたくなるし。まあキツイ山を走らないっていう事もありますが・・・。
頑張る時期と楽しむ時期、きっちり分けていくのが長続きのコツかもしれません。
Posted by: こうめ | 2009.09.12 06:26