北海道マラソン完走記-「頑張らない」という選択1
新しくなった北海道マラソンの日からほぼ10日が過ぎて、すっかり周りは秋景色。黄色くなってきた稲穂を眺めながらの朝RUNは、
薄いウインドブレーカー必須。
私の今年の北海道マラソンは、今までとはちょっと違ったものだった。
北海道マラソンが始まった頃、住んでいた家の近くがちょうど35キロ地点付近で、4時間という厳しい制限時間と戦いながら、
あとひと踏ん張りを頑張っている人たちを最後まで眺めながら、いつか自分も出てみたいなあ思ってい日が懐かしい。
参加資格を得て、自分も走るようになってからも、いつも北海道マラソンは暑さと関門が目の前に聳え立つように立っていて、
完走できない事も多かった。とにかく、普通のフルマラソンとは違う緊張が付きまとっていた。
大会の日をカウントダウンし、とにかく頑張ってゴールを目指す。気合充分でスタートの真駒内屋外競技場に入り、ドキドキしながら号砲を待つ。
そんな北海道マラソンから、ふっと離れたくなってしまった。
制限時間が5時間に延びた。コースが新しくなり、スタートとゴール場所が変わった。
それだけの事なんだけど、なんだか肩の力が「ふぅ」と抜けてしまったみたいだった。
去年までの3年間は、東京国際女子マラソン市民の部完走という目の前のニンジンがあったので、とにかくいつも頑張るしかなかった。
でも、去年の11月の最後の東京国際女子マラソンを走って、なんだか頑張る事に一区切りつけてしまった。だから今年は、私のマラソン人生の
「踊り場」。タイムなんか気にしないで、気楽に走ろう。
だから、今までやってきた様なフルマラソンのための練習もほとんどなし。
フルマラソン前におまじないのように続けてきた、色んな事柄もやめちゃった。いいの、いいの。気楽に走るんだから。
Aブロックのスタート位置で号砲を待つ間も、真駒内競技場の雰囲気とは違っていて、
なぜかのんびりした和やかムードが漂っていたように思えたのは私の気持ちのせいでしょうか?
12:10分。前方上の方のカメラに向かってとりあえず手を振って、頑張らない42キロが始まった。
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一回で書こうと思っていたけれど、長い!ごめんなさい。分割します。
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Comments
できれば長い完走記をお願いします。
楽しみにしています。
Posted by: カナダ | 2009.09.09 23:33
カナダさん。私はできれば短く完了したいのですが、どうもまとめるのがうまくいきません。
Posted by: こうめ | 2009.09.10 22:21