私も、走ることについて語りたくなった・・・
朝から強風と断続的な雨で、長い距離は走れそうにもない雨の休日。そんな日に届いた村上春樹の新刊。
1982年から走り始めて、ニューヨークやボストン、
そしてサロマ湖100キロウルトラマラソンなどのレースに出場した経験がある村上春樹氏が、走る事について書き下ろしたこの本は、
私にとっては待望の一冊だ。
今回は、図書館から借りたのではなくて、ちゃんと購入。
ランナーとしての春樹氏が走ることを語ることは彼について語ること同様になるのかなと思っていたが、その通りだった。
本を開くと、まず前書き。今年の8月に書かれたものだった。
そうそう。そうだよ。と、「もうだめだ」と思ってしまったあの暑かった夏の最後の一日の事を思い出した。
その後のページの目次で、1章から9章までのタイトルを読んだだけで、なぜか涙が浮かんできた。
自分の走ってきた30年あまりがなぜかぐるぐると頭の中を渦巻いてしまったから。
ランナーではない人がこの本を読んだ時と、ランナーが読んだ時では、
この本の感想は全く違うものになってしまうのかもしれないなと思った。
私には、彼の書いていることがあまりにもすんなり入ってきてしまって、胸が詰まってしまった。
彼が書いているように、
「少なくとも最後まで歩かなかった。」と墓碑銘には、書いて欲しいなあ。
午前中から姿勢を正して椅子に座り読み続けて最後まで読んでしまった。たぶん明日ももう一度読んでみると思う。
今日みたいな日に、この本が届いて良かった。
雨だったし、そして・・・。
11月18日の東京国際女子マラソン。
市民の部の応募は、なんと600名だったとか。定員が450名。
色々な人のブログなどで、残念ながらお金が戻ってきたという話を読んで驚いた。155名が参加できないことになったようだ。
昨年までは、定員に達したことはなかったらしいが、今年は最後になるという噂もあって、申し込みが激増。参加は、
主催者が選考し決定する事になっている。それにしても155名がダメとは・・・。
申し込み者の4分の1は、あと1ヶ月の調整中に、スタートラインにたつことが出来ない事が決定してしまったのだ。ある方の情報によると、
足きりは27分25秒だったとか。
厳しいものです。
涙をのんだ155名の分も頑張って走らなくては。東京国際女子マラソンの決意については、参加承認証が届いたら改めて。
結局、今日は小降りになった時に10キロ弱走ってお終い。しかし、モチベーションは大幅アップです。
私も、走ることについて語りたくなった・・・
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