カゼヲキル 1助走
図書館にリクエストしていた本が入ったので、早速借りてきて週末一気読み。
「カゼヲキル 1 助走」 著者 増田明美
おなじみ増田明美さんの書いた小説の1巻目。
この後も続編が出る予定とか。
増田さんがどんな小説を書くんだろう?
またしても「風(カゼ)」ですよ。
走ることと風って深い関係があるのかな。
確かに私もほとんどいつも風と一緒に走ってるし・・・。
と、半分興味本位で開いた本だった。
読みやすいのであっという間に読み進む。
出てくる主人公の中学生は、増田さんの中学生時代を彷彿とさせる雰囲気の持ち主。
これからどんな風に成長していくのかちょっと楽しみといった感じだ。
初めて出場した国際レースで最後に転倒して骨折してしまった主人公の美岬は、
退院後も体も心も重いまま練習を再開できずに悶々としていた。
そこにやってきた全日本ジュニア強化委員の沢井が、美岬に会って話をした直後に、コンビニから送ってきたFAXにはこんな事が書いてあった。
"くやしい思いをしたら、それを練習にぶつければいい。
くやしい思いをした人ほど強くなれる。
転んだら何かをつかんで立ち上がれ。
勝ちたくないのか!
前へ進め、一歩一歩。 沢森 康一 "
その言葉は美岬の心に染込んだ。
で、私の心にも染込んだ。
半分で止めてしまった北海道マラソンの事は、まだ私の中にしこりとして残っているけれど、いつまでも引きずっていられない。
引きずっている時間もない。
そんなわけで、昨日は、42キロ走やってきた。
いつもの3.4キロを12周=40.8キロ。42キロにはちょっと足りないので、プラス600メートル×2本。
40キロ以上走るまで絶対家に帰らないぞと決めて、ぐるぐるやってきた。
40キロ走って最後に600メートルトラックで頑張ったら、速かった。足が疲れてもその気になればペースアップできるじゃない。
42キロを3時間38分30秒。アップとダウンのJogを含めてこのタイムは今の私には上出来。
縮こまっていた自信が少し復活。
この1週間に聞いた嬉しい話を2つ。
1.町内のランナーさんで、今年が3回目の北海道マラソンチャレンジだった方が見事完走したと聞いたこと。この方は、
今年の初めに胃がんの手術をされての見事復活!退院後すぐにトレッドミルでウォーキングから始めていた姿を思い出して、
なんだかすごくうれしかった。
2.これまた町内の女性ランナーさん。札幌マラソンハーフに向けての練習中、私の周回コースで遭遇してしばし歓談。
来年の北海道マラソンには再びチャレンジするとの事。
仕事が終わってから夜暗い中を蛍光テープを張ったウェアを着て走っている努力家ランナーさんだ。元気に走ってるのを見て、
なんだかすごくうれしかった。
二人とも50代半ば。私よりも先輩たちだけれど、チャレンジ精神旺盛で頭が下がります。私も、ぼやぼやしてられませんね。
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Comments
練習で、3時間38分ですかい・・。(^^;;
もう、ばっちりですね。
とはいえ、疲労が残っていると思いますので、本番までにうまく抜いてください。
Posted by: ふれっぷ | 2007.10.02 09:45
今朝はしっかり寝坊して、6時50分起床~。あせった。あせった(笑)
まあ、年なんで無理せずいきますわ。
Posted by: こうめ | 2007.10.02 20:50
・・・おっと、アブナイ。こうめさんのこの記事は読みません。
実は僕の方も先日図書館から連絡がありました。7日までに取りに来てくれということでしたが、その日は例の大会で札幌にいないし、かといって今週中もいけない。だから7日はカミさんに頼みました。なので、僕が読めるのは多分来週末でしょう。
Posted by: navi | 2007.10.02 22:22
naviさん。この本は、長沼町にはなくて、北海道立図書館からのものでした。
あっという間に読み終わるので、お楽しみに。
続編はいつになるのだろう??
Posted by: こうめ | 2007.10.03 19:48