2017.07.17

ごちそうさまでした~2017函館マラソン No.2

さて、続き・・・

P_20170702_141510だんだん足が重くなり、谷地頭電停に向かうアップダウンを走っている頃は、日差しが出てきて暑いし。へばりそうだが、へばってもいられない。私の目的のエイドはまだまだ先です。
沿道で応援している小さい子どもが、横に立っているおかあさんに大きな声で訴えている。
「アイス食べた~い!」
思わず、「私も食べた~い!」と独り言をブツブツ言いながら走る。ペースは落ちているけれど、不思議と暑くて苦しい感じがない。
次の目的は第7エイド、江差銘菓、五勝手屋の羊羹です。
筒型の羊羹を後ろから押し出して少しずつ食べながら走ります。
今年もパッケージのデザインは函館マラソン特別仕様版。しかも2種類。30キロ弱走ってきて、お腹空いてきているので、この甘いものはとってもうれしい。私は、Ankolikerなのです。

羊羹で元気がついたので、次は、第8エイド。
スナッフルズのチーズケーキをいただく。エイドの女性が、「冷たく冷やしてありますよ~」といいながら提供してくれています。何!冷たく冷えてる?!!なんて素晴らしい!
口に入れると本当にヒンヤリしています。おいしい!
なんでも、提供の(有)ペシェミニオンは、保冷車にお菓子を入れて待機してくれていたそうな。素敵です!

ここから先は地獄のようにアップダウンが続く後半戦です。
コーラもあったはずなんだけど・・・売り切れだった。残念。
(去年より倍増されていたようなのですが、暑かったからね。来年は、ここのコーラの更なる量の増量を希望・・・北海道コカコーラさんよろしくお願いします!ランナーにとってコカコーラは魅力の飲料なのです!)

正念場のともえ大橋の往路。この橋を超えて赤レンガ倉庫群を通り過ぎ、その先の緑の島には、お目当ての第10エイドがあります。
ここまでは何としても頑張るのです。
緑の島へ行く道を右に見ながらまだ先に進み函館ドックの電停が妙に遠く感じます。お腹空いた~。お昼ごはん食べたい~。
9時10分にスタートしてもうお腹はもうお昼ごはんモードです。
お腹が空くと機嫌が悪くなります、私。
去年よりペースが遅めなので、万が一辿りついたけれど、もう売り切れだったらどうしようとそればっかりを心配しながらようやくみどりの島へ。
目指す第10エイドにはちゃんとありました!
漁火がごめ丼!その横には、今年はバージョンアップした冷やし塩ラーメン。
まず夕張メロンをおいしくいただいてから、がごめ丼と冷やし塩ラーメンを手に持って、腰掛ける場所を見つけ、じっくりお昼ごはん(笑)。
暑いのに、生もののがごめ丼を提供してくれる心意気に感謝しながらおいしくいただく。そして塩ラーメン!疲れた身体に心地いい塩分です。

フルマラソンを走りながらこんな充実したエイドがあるマラソンを他に知りません。
しかも、IAAF(国際陸連)の公認コースです!

お腹を満たし、思い身体をよいしょと起こして走り出したら・・。足重いし。休みすぎは良くないとはよくわかっていましたが。目的が第10エイドだったから仕方ない。
再び、地獄のようなともえ大橋を上ります。
でも、残りはあと数キロなのです。走っていればいつかはゴール。

タイムはどうでも良い感じだったので、あとの目的はゴール後のおもてなし広場の、がごめ汁とイカメシ。
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頑張って走ってゴール!!ロボットのようにのろのろ歩きながら競技場の水のみ場で頭から水を被り少し生き返って、目指すはおもてなし広場。
アナウンスが聞こえる。「イカメシは予定数を終了しました・・・。」
ガクッ!
「次は、14時30分に提供を開始します」
ニコッ!
もうすぐだ。がごめ汁を飲んで生き返りながら、イカメシ提供再開のお知らせを聞いて列に並び無事イカメシゲット。
むりやり空いている席を見つけて座り込み、同席の人に、がごめ汁おいしいよ。イカメシもおいしいよと勝手にアピールする。

目的はほぼ達成し、2017年の函館マラソンは終了しました。

ここまでおもてなししてくださった函館マラソン実行委員会のみなさん、スポンサーのみなさん、函館市民のみなさん、本当にありがとうございました。

来年も出ると思うわ~。

函館マラソンのエイド一覧はこれです。
http://hakodate-marathon.jp/aid2017/

そして、ここまで準備してきた様々はドラマはここにあります。
これ読んだほうがいいと思います(笑)
http://hakodate-marathon.jp/progress/

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2017.07.07

ごちそうさまでした~2017函館マラソン No.1

今年も走ってきました。フルマラソンの部。
昨年、私は大満足で完走した大会だったけれど、悪天候が意地悪したのか、大会の評価はあまりよくなかったらしく・・・。
そんなの無視して翌年の大会が粛々と変わりなく開催される大会が多い中、函館マラソンは変わった。
その辺りのご苦労はこちらを読んでください。フルマラソン担当課長が相当頑張って各方面に交渉し、より良い大会にしようと頑張っている姿は、NHKプロフェッショナルの番組にしても良いくらいです。
申し込み開始後もあまり芳しくないエントリー状況にやきもきしておられる担当課長が胃潰瘍にならないかとちょっと心配したりして。

さて、私。
エントリーした時は、今年はやるぞと意欲満々だったのですが・・・。その後寄る年波に勝てず、足はなんともないのに上半身があちこち痛んで走るなんてとんでもない状態に。しょうがないので、完全休養。ほぼ走らずに1ヶ月を切った頃、ようやくなんとなく治ってきたのです。が・・・週末毎の悪天候。もちろん雨の中ガシガシ走るという選択肢もあるものの、そんなに根性もなく、結局、全然練習してないけど(一回20キロは走りました。が、その他は週に2回くらい5~6キロを半月・笑)、とりあえずゆっくりなら42キロくらいは走れるよねという甘い見込みを持ったまま、函館に向かいました。

前日受付をして、マラソンゲートなどを眺めて写真を撮って、気持ちを上向きにさせ、あとは35.8キロ緑の島の第10エイドを目指して走れば、今年もあれにありつける。あとは残り6キロ。だましだまし走ってもなんとかなるだろうという作戦を立てました。(何の作戦にもなってないような気もしますが)
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当日は、良い天気。暑い。なんだか蒸し暑い。こういうの苦手なんだけど、しょうがない。
スタート前に、こはるさんが作ってくれた、七飯町が日本で最初に西洋りんごが栽培された地ということにちなんだりんごの小さいバルーンを頂いて帽子に装着。あとはなんとなく赤いウェア。首にfrun手ぬぐいを水で濡らした物。赤いの着てると何かと見つけてもらいやすいのです。
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ハーフの10分後にフルのスタートをするという方式は成功して、混乱もなく9時10分にフルマラソンがスタートしました。
キロ6分くらいでゆっくり走ってどこまで行けるのかなあとぼんやり考えながら、エイドごとに水を飲んで、水を被り。
第4エイドでは、トラピスチヌ修道院のシスターが提供してくださったホワイトチョコレートをいただく。なすびが横に来た。人気者だ。
中盤から、エイドには塩も用意されている。水と塩を舐めながら、あまり暑さも感じず、とりあえず目指す第10エイドまでは気持ちを切らさないように走っていた。

トイレ休憩2回。うち一回は、ENEOSへ。快適な広い空間。もちろんウォシュレット付。ありがとうございました。

練習せずにいきなり42キロを走ってるわけなので、だんだん足は重くなる。でも、なぜか暑さはあまり感じなくて、時折吹く潮風が心地よい。向い風歓迎。涼しく感じる。

--------------まだまだ書きたいことあるんだけど、長いのでとりあえず本日、これまで。すみません。

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2016.09.06

完走秘策~2016北海道マラソン

長沼町代表として出場するからには、やっぱりなんたって完走せねばいけない。途中でバス乗っちゃかっこ悪いし。
それと、走るならずっと笑顔で走らねばいけない。
となると、ペースは決まってくる。というか、速く走れないし。
では、それ以外の付随するあれこれで完走に持っていかねばいけない。
考えたのは、函館マラソンの時、前日豚肉食べて調子良かった。
ご飯もそこそこ食べるが、炭水化物だけではいけない。何しろ私が完走できるかどうか、タイムがどの程度にまとまるかはお腹の調子次第。トイレに行くのはしょうがないがそこそこの回数でまとめなくては。(去年は10回以上?)
前日、お昼にマーシュ亭でジンジャーポークを食す。
突然、予報が雨から晴れに変わってしかも暑い。暑さには確実に弱いのだが、実は30度ある時に北海道マラソンベストだったりする。
だから体調次第ってことはわかってる。
水分補給は大事。走る前にOS1。飲んでも吸収してくれないと何の意味もないのだ。
それと、サングラスをすること。普段はあまりサングラスして柱ナインだけど、数日前にテレビでチラ見した番組で、サングラスをすると疲労が防げるって言ってた。そうか、それなら簡単。
と、まあ走ること以外の事を重点的に考えてあとは走っていればいつかはゴールだ。
と思ったら、スタート前から完走はできるような気がしてた。

で、走り出してからペースはまあほぼ一定。キロ6分ちょっとくらい。
苦しくないペース。これ以上スピード上げてはいけない。いや、上げられないんだけど。以前は、北海道マラソンでさえ、キロ5で走ってたことがあるなんて全く信じられないが、もうそんな事を気にする年でもない。
過去何度も経験のある、途中リタイヤや関門封鎖の場所を横目で眺めつつ、暑いけどあまり暑く感じない道中でした。
エイドで氷をもらったら、口に入れるのと、あとは動脈冷やす。
これでだいぶ楽になります。
何度も苦い思いをしてるから、その辺はかなり落ち着いたものです。
問題の大問題(笑)も、トイレ5回で終了。最後は昨年も寄らせてもらったソフトバンクショップにしました。トイレ待ちなし。きれい。涼しい(笑)
あとは、frunの仲間が待ってるコーラエイドでコーラをいただき、余裕のポーズを取って、ゴールを目指しました。

最後は、結構頑張って走ったつもりなんだけど、タイムが上がってるわけでもなかった。
ゴールは大きく手を上げて~。なんだけど、混雑しててカメラには上手に入りません。
14067628_1040991622617168_991887749250239916_n久しぶりに4時間30分以内のゴールだった北海道マラソンは、自分的には満足のいく仕上がりでした。途中、苦しい顔することなく、長沼町をPRできました。とりあえず、Good Job!!

嬉しいことに、長沼朝RUN部女子が花束持ってゴールで待っててくれました。感激~。



市町村代表ランナーとして走った42キロ。おかげさまで楽しい思い出になりました。選んでくれた長沼町にありがとう。

これで、北海道マラソン10勝8敗です。ようやく勝ち星に余裕ができたな。

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2016.09.03

ゼッケンは「長沼町」~2016北海道マラソン

今年も暑い中走ってきました。
結論は、完走です。4時間27分28秒(4時間25分24秒・ネットタイム)
かなり遅いですが、案外満足。月100キロ未満の練習ですから。

今年の北海道マラソンは30回記念大会でした。30回大会企画として、北海道内の全市町村からの各1名が出場する「179市町村参加企画」が実施されました。
私が長沼町代表として、長沼町というゼッケンを付けて走る事になったのです。選考方法は、市町村に任されています。
私が選ばれた理由は、たぶん・・・。いつもなんか知らないけど町内走ってるし、プレッシャーもなさそうだからいいんでないか??
そんな感じだったかな?
プログラムにも各市町村のランナーの名前と意気込みが書かれています。タイムの目標が書かれているものも多く、なんか私の意気込みは緩い(笑)。
「LOVE長沼の代表として楽しく走ります♪」(文字数制限ギリギリ)
緩い意気込みどおり、プレッシャーはない。
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大会の数日前に北海道新聞に市町村ランナー一覧が顔写真付で掲載されてから、町内でいろんな人が声を掛けてくれました。
もちろん私は知らない人も。
「違ったらごめんなさい。新聞に載ってたマラソンの・・・。いつもいろんなところ

大会数日前の雨予報を見事にぶっちぎり、当日は雲って何?ってくらいの快晴。自分の晴れ女っぷりに少々あきれるほどでした。
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札幌の空はあくまで青く、澄み切った空気の中に太陽がギラリ。
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やっぱり暑い日になるのが、北海道マラソンです。
早めに家を出て、去年惜しくも40キロ関門でひっかかってしまった近所の友ちゃんと一緒に、40キロ以降の道庁の中を通りゴールのイメージを頭に焼き付けて集合場所に到着。
まだがらんとしている6丁目ステージ上に、陣取る。 P_20160828_075615

 

家からゼッケンつきのシャツを着てきたので、なんと「長沼町」ゼッケンを見つけて「南幌町」代表のいかにも、速そうなおにいさんが声をかけてくれた。一緒に記念撮影。(勝手に写真を載せちゃいました。問題ありならご連絡ください)

 

そんなこんなしているうちに、FRUNのメンバーも続々と集まり、何度も記念撮影です。記念撮影と言いながら何度もやります。
みんないっぺんには揃わないから。
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スタートは9時。その30分以上前にスタート地点には集合します。
その前にトイレも済ませなければ。荷物も預けなければ。
と、フルマラソン前は非常に慌しく、ちょっとみんなナーバスになっています。
トイレは長蛇の列だし、スタート地点は炎天下だし。

いつもなら、完走できるだろうかと不安になるこの時間。ところが今回はなぜか不安になりませんでした。
たぶん完走はできるだろうなって感じたので。根拠はありません。
練習は全く不足。ロングの練習出来てません。30キロ以上走ったのは函館マラソン(笑)。体重は重め。おまけに暑いの苦手なのに、ピーカンの晴れ。最高気温予想26度。
どれをとっても悪条件なんだけど、「長沼町」ゼッケンなので、完走できるんです。と思って、スタートを待ちました。

-------------休憩---------------

函館マラソンに続き、今回も1回で終わりません。長いのでここらで一区切り。
次回にご期待ください(笑)

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2016.07.04

函館マラソンNo.3~頑張れた理由

No.2から、ちょっと日が経ってしまいました。そろそろ最後を読みたい人が3人位はいるかもしれないので、完結編を。

レースの終盤。海鮮丼を食べ再びともえ大橋の大きなアップダウンを通過して一般道に出ました。なんだか方向感覚が狂っていて、あと数キロでゴールというのが信じられません。
圧倒的練習不足に関わらず足は何とか動いてくれて前に進んでくれています。ペースは若干落ちた程度。
何しろ、シャリバテありません。羊羹に海鮮丼食べてデザート夕張メロンでシャリバテたら叱られます。他の大会では、自力で運んだ人工的な味の濃厚ジェルとアミノ酸とかクエン酸とかの白い粉で自分をごまかしているのに、函館では人間らしい食べ物をお腹に入れて走っていたせいでしょうか。
それも一つの理由。

もうひとつは、沿道の応援。
天気が悪いのに、ダウンやらカッパやらを着こんで、声援を送ってくれた函館の人々に、心からありがとうとお礼を言いたい。
ゴールもまじかの沿道に一人で立っていた高齢の女性。
「良かった。ありがとう~」って手を振ってくれている。
「ありがとうって、こちらが言う言葉です。ありがとうございます~。」と精一杯叫んで来ました。

函館の応援は温かい。15年以上前に感じていた私の感覚は月日が経ってもそのままでした。

ゴールは、スタートと同じ、千代台競技場。
入ってすぐ目の前にゴールゲートが見える。
なんとか4時間20分以内にゴールできた。これ最近ではかなり上出来です。思わず、グリコになっちゃった。
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頑張れた3つ目の理由。
スタート直後少し併走させてもらった関西からお越しのブラインドランナーのAさんの存在です。昨年ハーフで函館を走り、今年はフルで函館参戦。伴走を務めてくれた高速ランナーさんと、同じfrun仲間のにゃすまろさんもがんばっています。何度もある折り返しのコースは、先行しているランナーからエールをもらい、そしてこちらもエールを返し、私の後を走ってくるランナーを探してはエールを送り。その繰り返しは、42キロを長く感じさせないものでした。
仲間の頑張りを確認しながら、私も、前へ前へと走っているうちに気がついたら40キロ走っていました。
観光地を巡るし、走ってる仲間と何度も会えるの楽しいコースでした。

そんな色々な要素が絡まって、練習不足の私が楽しく走れちゃった函館マラソンでした。

ゴールしてから、クロネコヤマトのお兄さんの爽やかな対応に感動しつつ荷物を受け取り、イカと記念撮影したりしていたら、
「こうめさんですか?」と声を掛けてくれた人がいました。
緑の長沼そこなしにうまい!ポロシャツ着用だったけれど、頭にfrun手ぬぐいを巻いていたせいで私とわかってくれたようです。
ずっと以前、伴走の事で私に問合せをしてくださった方で、それが縁で一度伴走をされた事があったとの事。
一緒にいたお仲間に「こうめさんと言って、北海道では有名なランナーさんです」と紹介してくれていたので、「いや、それは昔の話で。今は、ボチボチ走ってるだけの・・・」
(あ~、こうめさんを覚えてくれている人がまだいるんだね。)
すみません。もっとこのこうめRUNブログも更新しなきゃ。と、たまに記事を書くたびに書いてる気がする。
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なんだかダラダラと書いてしまって、まとまりませんが・・・。
結論として、函館マラソンはとてもいい!
気に入った。
だから来年も行きたい。
以上!

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«函館マラソンNo.2~飽きないコースだ